案件概要
- 教職員用、児童生徒用と別棟が、それぞれ別なプロバイダーと契約していたため、それぞれが独立した環境となっていた。
- 低学年を受け持つ先生は児童が帰宅するまで教室にいる必要があり、残業が多くなっていた。
- 学校のICT化により端末が増加し、管理業務の負担が増大していた。
- ICT教育により一人1台の時代となるため、将来を見据えたIT環境の導入が必要であった。
対応内容
- 既存環境のリプレースを行い、サーバ機能の一部を仮想マシンに転換。
- 教職員用、児童・生徒用を1つの回線に統合、外来利用者を新たに設け、L3switchによって各ネットワーク間の通信を制御し、セキュアな環境に変更。
- 無線LANの導入により、学内の何処にいてもサーバ、インターネットを利用可能にした。
- 個人情報漏洩対策として、各端末からサーバへのアクセスを常時監視し、登録されていない端末が教職員用ネットワークに接続された場合、管理者にアラートを送信する環境を実現。
- Webフィルタリングの導入により、児童・生徒用のネットワークから、不適切なサイトへのアクセス抑止を実現。
- iPadを導入して試験運用を実施するとともに、MDMを導入し端末管理を効率化した。
構築環境
オンプレミス サーバ(10台)
- ドメインコントローラ(Active Directory)
- ファイルサーバ
- 勤怠管理サーバ
- バックアップ管理サーバ
- WSUSサーバ(WSUS)
- 仮想化基盤(Hyper-V)
仮想サーバ
- ドメインコントローラ(Active Directory)
- ウイルス対策サーバ(トレンドマイクロ社 ウイルスバスターコーポレートエディション)
- 図書管理サーバ
- 成績管理サーバ
- 資産監視サーバ(Sky社 Sky Sea)
- Proxy/Webフィルタリングサーバ(デジタルアーツ社 i-Filter for Proxy)
Windows端末(約100台)
- iPad(50台)
- MDM(Apple社 Apple School Manager 等)
- F/W、L3switch、L2switch、無線アクセスポイント、その他の周辺装置